この夏もう一度見たい泣けるアニメ映画10選!


夏休みに家族で見たい!夜にお酒を片手に見たい!
実写じゃないから伝わるモノがある。こみあげる想いがある。
そんなアニメ映画にスポットを当てて筆者が個人的に埋もれているのではないか?と思えるアニメ映画を勝手にランキング10位選んでみた。


第10位

Colorful-カラフル-

2010年8月21日より全国東宝系で公開された映画『カラフル』森絵都の小説『カラフル』が原作である。
「僕」は一度死んだはずだが、天使に「抽選にあたりました!」と言われ、生まれ変わり「小林真」という中学生としてもう一度人生をやり直すチャンスを与えられる。そして、小林真として生活が始まるのだがさまざまな困難が立ちはだかった。

深く傷ついた経験のある方なら心が表れると言う感覚を味わえる事でしょう。子供よりも子供を理解すべき大人に見て欲しい作品です。

宮崎あおいの声優も反響を呼びました。

 

第9位

この世界の片隅に

わたしは、ここで生きていく。涙なしには観ることができない戦争アニメ

昭和20年、18歳のすずさんが、広島・呉の北條周作のもとに嫁ぐところから物語は始まります。 1944年、第二次世界大戦中の広島。顔さえ知らない人と結婚した鈴は、広島県の呉市へと移ります。絵を描くことが生きがいだった彼女は、食料がなかなか手に入らないながらも、主婦として毎日の食事を提供します。しかし、次第に激化する戦争の中、彼女はどのような行動をとるのか。 恐ろしい戦争の中での市井の人びとの日常を終戦まで描いた必見の1本です。

第8位

魔女っこ姉妹のヨヨとネネ

この作品は何よりもストーリーが秀逸だと思います。
良くまとまっていますし着地点もしっかりしていて、1本の作品として
見終わった後の満足度が非常に高いと思います。また、作画の方も影や中間色にすごくこだわりを持って作られていて普通のアニメーションではやらない背景美術となっています。

お話しの方は、魔女っこは別世界からやってきて、最後は元の世界に帰っていく、
そんな王道を取り入れつつ、テンポの良いストーリーが展開します。

特に中盤以降は思わずヨヨさんを応援したくなるようなアツい展開もあり
あっという間に時間が過ぎていきます。主要キャラクターたちの成長ぶりも見逃せないです。

主題歌になっている「虹の約束」もストーリーをよく汲み取った歌詞で
お話しの最後を飾ります。

個人的に2013年に公開されたアニメーション映画で一番おすすめの作品!
大人も子供も一緒になって楽しめるようになっていると思います。
超お勧めの一本です。未視聴の方もファンの方も是非!

第7位

カールじいさんの空飛ぶ家

亡き妻の夢を叶える為にカールじいさんは家ごと旅に出た。

オープニング10分で、じいさんは最初からじいさんではないという当たり前だけど大事なことが語られる。子ども達からしたら、自分(子ども)もいつかじいさんになるという衝撃の真実を突きつけられることになる。
でも、身体は老いても夢を持ち続けることはできるのではないか。カールじいさんは旅に出る。しかし、この映画はそこからもう一転回し、もう一人のじいさんを出すことによって、やり残した人生への執着の醜さも描いている。最後に荷物や家を捨てるカールじいさんに涙した人は多いはずだ。
こんなに感動的な映画なのにしっかり笑えるところもすごい。

これは一つのデスエデュケーションでもあると思う。
子どもからお年寄りまで見ればそれぞれの気づきを与えてくれる名作。

第6位

イリュージョニスト

1959年パリのしがないミュージックホールで前座を務めていたマジシャンのタチシェフは航路ロンドンへ。ロックに浮かれる観客のアンコールの声に散々待たされた挙句、自分の出番では観客はわずか。日本でいう「ドサ回り」で僅かな食い扶持を稼ぐタチシェフ。彼がたどり着いたのはスコットランドの離島。そこで知り合った女給アリスに親切を施します。アリスはエジンバラまで白馬の騎士を追ってきますが…。

本作の特徴はストーリーの切なさを表現して有り余るその”絵”の美しさにあります。くすんだ色合いの中に現れる赤や黄色、透明な青といった原色の美しさ。風に飛ばされる羽毛の表現、エジンバラの港の風景、自動車の動き、鉄道と車内の描写、車窓から見える風景の変化、映画館で上映されている作品の実写風景、どれもが本当に美しい。ストーリーを脚色するBGMもまた秀逸で、決して出しゃばることなく品良くバランスをとっています。エンドクレジットで流れる歌もお気に入りです。

シルヴァン・ショメ監督はジャック・タチが娘に遺した脚本に惚れ込み、本作を制作しました。本作の主人公の名前から分かるとおり、ジャック・タチ自身が主人公ではないかという推測を前提にしています。監督は、鑑賞者がこの作品から何かを得るのではなく、鑑賞者個々に内在する何かを投影することを期待しています。饒舌な映像を避けることで、鑑賞者に様々な解釈の可能性を残しています。

製作のボブ・ラストは、本作の主人公タチシェフはジャック・タチをイメージして作られたこと、バンドの動きが最も大変だったことを明かしています。主要なスタッフがお気に入りのシーンなども映像特典で明らかにしていますので、特典を見た後にもう1回鑑賞すると、一味違った感想を持てると思います。

台詞に頼らない映像による表現は情緒豊かで詩的です。シンプルな脚本と相まって、手書きによる温かさがストレートに伝わってくる傑作です。


第5位

イヴの時間

未来の地球。AIの時代。
人間型アンドロイドが普及している時代。
「イヴの時間」というカフェが舞台となる映画です。
「人間とロボットを差別しない」というコンセプトの店。
AIと人間の区別とは?
判断力、だと言われています。
その象徴は「比喩」だと想います。
思いがけずみた夕焼けの向こうに、故郷の母親の姿が透けて見える瞬間の感性の感度の在処。
そこに人間は人間たる所以を実感します。
プログラムされたことよりも、その瞬間に感じたことを何か別のことに置き換える判断力。
感受性。
人間は、アンドロイドをその点において蔑視します。
所詮ロボだろ?と。
しかし、その型に嵌ったものの視方こそ、まるでプログラミングされたロボのような思考の在り様ではないのか?
この映画は、そこを逆説的に問うてくるのです。
「人間性の時代」という言葉に酔った人間の傲慢さについて思考できる映画として興味をもちました。


第4位

心が叫びたがっているんだ

幼い頃、何気なく発した言葉によって、
家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。

そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。
それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。
高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。
本音を言わない、やる気のない少年・坂上拓実、甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した元エース・田崎大樹、恋に悩むチアリーダー部の優等生・仁藤菜月。
彼らもそれぞれ心に傷を持っていた。

心の殻に閉じこめてしまった素直な気持ち、本当は叫びたいんだ。

担任の思惑によって、交流会の出し物はミュージカルに決定するが、クラスの誰も乗り気ではない様子。
しかし拓実だけは、「もしかして歌いたかったりする?」と順の気持ちに気づいていたが、順は言い出せずにいた。
そして、だんまり女にミュージカルなんて出来るはずがないと、揉める仲間たち。
自分のせいで揉めてしまう姿を見て順は思わず「わたしは歌うよ! 」と声に出していた。

そして、発表会当日、
心に閉じ込めた“伝えたかった本当の気持ち”を
歌うと決めたはずの順だったが…。

第3位

アイアン・ジャイアント

キャラクターがみんな可愛い。愛おしい。 悪役ですら「ああ、ちょっとその気分わかってしまうわ」と思えるくらい。 少しでも「ロボ」が好きなひとなら、とにかく観てみてほしい映画です。圧倒的過ぎて言葉にならないくらいの健気さで、胸がいっぱいになります。

また、公開当時に漫画家のあさりよしとおが絶賛していた理由を今さら納得しました。
映画として、物語として、無駄なシーンが全く無いんです!
ドキドキやハラハラを無駄に長引かせることなく、必要最小限のコマ数と表現で、しかもわかりやすく、伝えたいものをストレートに伝えてくる。
ジャイアントの一言ひとことに魂がこもっていて、声色ひとつだけで彼(?)の思っていることが響いてくる。
主人公のお母さんの、ちょっと危ういくらいの魅力。廃材アーティストの、ちょっとダメだけど愛すべき大人の男の子っぷり。どれも絶妙に戯画化されたリアル。ここまで短い描写で、キャラクターの存在感と説得力をしっかり作ってきた映画を、自分は他に思いつけません。


第2位

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

◆ストーリー
子供時代の事故をきっかけに心を閉ざし離れてしまった仲良し6人組。
夏のある日、事故で死んでしまった<めんま>が<じんたん>の前に現れる。
しかし、彼女は何故自分が戻ってきたのかわからなかった。
超平和バスターズの面々は、その理由を探すためにもう一度集まり、
止まってしまった時間が少しずつ動き始める。
奇跡の“あの日”から一年後。
彼らはそれぞれの想いを手紙に込めて、いつもの秘密基地へと向かった。

臭すぎるほどベタで期待を裏切らないテンポのいい展開で見ていて時間を忘れてしまいます。 最近流行った『君の名は。』が好きな人には絶対にはまること間違いないでしょう。君の名はを見ているのにこの作品を見ていない人は大損こいてますよ!!


ところで「シークレットベース」という曲の破壊力は半端ないですね。毎回やられてしまいます。


第1位

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

僕個人的に1位はクレしんです。

この不朽の名作。
ファンの方になら常識ですが「オトナ帝国」と双璧をなす、クレしん映画の遥かな最高峰の一つです。クレしん、というだけで偏見で観もしない人が多いのが本当に、本当に残念でしたが、これで正当な、まっとうな評価を世間一般から得られる機会が得られたでしょう。
未見の人は、何が何でも観るべきです。きっとあまりの素晴らしさに唖然とするでしょう。そしていかに自分が偏見故に損をしていたかを思い知る事でしょう。


どうでしたか?

筆者の独断と偏見のランキング10位。御興味をそそる作品はいくつありましたか??

最後に一つだけ注意事項がございますが、上記の作品を視聴する場合、特にお酒なんか飲みながら一人で見る場合…

こちらが必要ですよ!




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