北朝鮮の話題の『無駄さ』を知る話。


近頃グアムにロケットだとかニュースを騒がせている北朝鮮。

日本のとなりにありながら、理解に苦しむ独裁政治を行い、北朝鮮国民を苦しめ…更に日本海に『実験です』みたいな変なテンションで脅しのミサイルまで発射してくる始末。トンデモ大国北朝鮮。

この国はどういった経緯でこうなってしまったのか?

また、なぜ滅びていないのか?

今回は北朝鮮について、筆者なりに思う事を簡潔に説いてみようと思う。



何故こんなダメダメ国家『北朝鮮』が誕生したのか


もともと、北朝鮮という国が昔からあったわけでない。

かつて朝鮮という国を日本軍が統治していた時代があった…
それは1910年8月29日の大日本帝国による韓国併合から、1945年9月9日の朝鮮総督府の降伏まで、35年間続いた。

しかし、日本は第2次世界大戦で負けてしまい、統治していたすべての土地から引き下がることになる。これが朝鮮総督府の降伏。

ここで、アメリカと激い対立関係にあったソ連が、

『え・・・この土地いらないんだったら、もらっちゃおっかな~ww早いもん勝ちだよねww?』

みたいなふざけたテンションでと朝鮮を自国に取り込もうとします。

もちろんアメリカもただ黙っている訳はなく、

『ダメだっつってんじゃん!何そのセコイ感じw?ここは半分コがちょうどいい落としどころだろ!常識的に考えて!!』

と言い出し、朝鮮半島は北と南に半分コで分けられるのであった。

 

こうして、朝鮮人の言い分は何も認められず、強いもん同士で半ば強引に国をふたつに分けた結果が、

★北側にはソ連主導の『北朝鮮』

☆南側にはアメリカ主導の『韓国』

が生まれたのだ。独立国家ではない、巻き込み事故みたいに誕生しちゃった国なのだ。

ちなみに、朝鮮半島を半分に分割すると、ちょうど北緯38度のところできれいに分けられることがわかり、ここを国境にしようと定められた。結構適当である。

北朝鮮はこんな感じで生まれた、設立100年も経たないとても若い国なのだ。

キム(将軍様)さん誕生秘話


当然だがアメリカもソ連も、自分たちなりの思惑があり理想がある。

ソ連としては、北朝鮮が自分の言いなりに動いてくれないと困るのだ。だから、北朝鮮の一番えらい人は、一番ソ連の言うことを聞きそうな人に是非ともやってもらいたいのだ。

こうしてドラフト1位みたいに選ばれたのが、金日成(キムイルソン)。

金日成は中国・東北抗日聯軍の部隊長だったのだが、戦争で壊滅状態に追い込まれてしまい…あげく勝手に部下を見捨ててソ連にしっぽを巻いて逃走、なんやかんやでソ連軍の大尉になった破天荒な男だ。

 

ソ連「こいつなら操りやすいだろう」ということで北朝鮮の主席に選ばれたという経緯があるのだ。

実際、金日成に政治的手腕があったわけではなく、当時の年齢もたったの33歳。完全なる操り人形としてスカウトされたことがわかる。ある意味では一番の被害者か?

その後、朝鮮半島を分割していたアメリカとソ連だが…
「そろそろ帰ろうかな」とホームシックになったのか軍隊を引き上げたため、よそから来て勝手なことをしていた怖い連中がいなくなる。

これで、元通りに朝鮮が仲良くなれる時がきた!!

住んでいた土地が北か南かというだけで、勝手に『北朝鮮』と『韓国』に分割させられてたけど、もともとはひとつの民族なのだ兄弟も同然。

北朝鮮も韓国も、また仲良く元に戻れ…

ないのだった…ことはそう簡単にはいかなかったのだ。

中国はそのころ、武力で中国をひとつにするという中国統一を成功させ、破天荒男金日成はこれに強い影響を受けた!変なものにあこがれを持ってみたw

『よし! 我が北朝鮮も軍事力で朝鮮をひとつにするぞ! ひとつにするといっても韓国と仲良くするのではなく、ぜんぶ北朝鮮にするのだ!

どこぞのバイキンマン?みたいなノリの北朝鮮iに対し、
韓国は韓国で、当時武闘派がトップに君臨していた…もはや引き返すことのできない戦いの幕が切って落とされたのだ。
これが悲劇の『朝鮮戦争』

日本に例えるなら、アメリカとソ連に『関東国』と『関西国』に引き裂かれ占領され、占領が終わったと思ったら…
「関東国!成敗!」  「関西!悪!即!斬!」
といつのまにか日本人同士で憎みあって戦争をし始めたようなもの…

これがお隣の国で60年ほど前に起こった出来事だと言うのだから溜め息モノである。

この時、韓国の軍事力は軟弱だったので、北朝鮮としては…
「なんだかイケる気がする~!」
と考えての戦争だったと思うのだが、若いキムイルソンには想像する事は難しかったか…当然に韓国の背後からアメリカ軍が登場。

「うちの韓国ちゃんに何晒しとんじゃい!われぇw!」

とコテンパンに集中砲火を受け、壊滅寸前にまで追い込まれるのだが、キムさんは強運の持ち主だったのだ。
なんやかんやで中国が助けてくれたことにより、ギリギリで九死に一生を得て休戦状態となります。

そして現代までその休戦状態が続いているのだ。もうやめればいいと思う。

北朝鮮が時々に韓国を攻撃するふりをしたり、アメリカに敵対行動を取ってみたり、アメリカの忠実な部下である日本に対して威嚇したりする、すべての理由はこれなのだ。

朝鮮戦争は、決して終わってはいないのだ。



キムさんがトップでいられるわけ


今までの出来事を見てもわかる通り、金日成が政治能力のない破天荒人間だということが流石にわかるはずだと思う。
では今まで、金日成を止めようとした人は表れなかったのか?
そしてなぜ?現在も金一族が治める最悪のポンコツ独裁国家として北朝鮮は成立しているのか?

 

もともと北朝鮮は独裁国家ではなく、金日成以外にも有力な人物がたくさんいたのだ。

しかし金日成は、アメリカ軍にぼこぼこにされて滅ぼされかけた戦争の責任を…

「あいつがしくじったんじゃない?」

「そういえばあいつも悪いことしとった!」

「あ、あいつも悪かった!!そんな気がする!!」
とすべて周りの人間のせいにし、次々と処刑した結果、金日成しか権力のある人物はいない状態になった。ナスリの達人だったのだ。

こうやって独裁国家たる現在の北朝鮮が誕生したのだ。

こうして、同じくアンチアメリカだったソ連・中国と手を組み、3人で固まって強大なアメリカ連合軍に敵対するのだが…

3人集まれば、俺たち3人三銃士!超強そうじゃん!アメリカ軍もそうそう手を出せないだろ!!と、思っていたら…
突然ソ連が『あ、なんかお腹痛いかも…』とビビッてますじゃん。
『やっぱ、喧嘩とかよくないと思うんだ!べ、別に怖いからじゃないさ!』と言い出したのだ。

そもそもだ、これだけ大規模な連合軍同士で戦えば、核戦争になってしまうのは必然。アメリカとの核戦争にまきこまれれば、勝っても負けても致命的なダメージを受けてしまうことは間違いない。

いい感じに、ケンカせず表面上は仲良くするポジションを取ろうと考えたキツネみたいなソ連に対し、中国は怒り心頭!!ソ連なんぞとやってられるかと喧嘩状態になったのだ。

3人で固まってアメリカに挑むはずだったのだが、いきなり2人の内部分裂。三銃士の夢は終わった…

北朝鮮は、ソ連と同じく『いい感じ』の路線に進むのか、中国のように絶対戦い続ける路線に進むのか…選択を迫られますが

どっちの肩を持っても、どっちかとは離れることになるのなら、北朝鮮は「俺も俺の道をいきます」とカッコつけた妙な方向に進み、主体(チュチェ)思想なるものを掲げ始めるのだった。

『悪名高きチュチェ思想』

チュチェという名前は可愛い響きだがチュチェとは破天荒男金日成のことで、全然可愛くないのだ。思想の本質はこんな感じだ↓。

『正義を知らぬ者は、自分が悪だと気づかないモノだ。

人は愚か者だから正しい事を教えないとダメになるのだ。

では、正しいこととは何か?

なにが正義か?

正しいこと教えてあげよう…

我こそが正義なり!

おれが全~部!正しいの!!

おれの言うことをすべて聞けば、お前は良くなるんだよ!諦めるなよ!

え?聞かないの?じゃー悪だわ。処刑。』

 

この金日成を中心とした北朝鮮のチュチェ思想が、どのような悲劇を呼ぶか、みなさんもニュースなどでよく知る事と思う。

さらにこの後、中国とソ連が「やっぱり韓国とも仲良くしとこう~っと」と仲良し国交を結んでしまい、いつのまにか韓国・アメリカと戦っているのは自分ひとりになってしまった北朝鮮。

もしも日本人がこのような状況になれば、
多数決体質の日本人の場合は『俺も俺も!!仲間に入れて!!』となりそうだが、そうはいかないのが北朝鮮!だんだんカッコよく思えてきた。

まぁただもう、後にはひけなくなっているだけだけど…

北朝鮮の『ひとりでできるもん!』


中国、ソ連と一緒に三銃士でアメリカと戦っていくはずが、いつのまにか一人ぼっちの北朝鮮。

たったひとりで戦っていくには、軍事力も経済力も、なにもかもなさすぎだった…

この危機的状況を打開するにはどうしたらいいのか?

どげんかせんとあかん!!と、ついに北朝鮮は人類の禁断の遺産、核開発に手を出すのだ。それは禁じられた遊びだ!

しかし、開発したいのだが、金欠の北朝鮮では、核兵器を載せるための戦闘機や、パイロットを育成するだけの費用がないのだ。

これを解決するために、ロケットに載せて自由爆撃させる方法を思いつき、比較的に安価で行えるロケット開発に着手しだすのだ。

それ以後、なにかと他の国とトラブルがあるたびに、ロケットやら核やらをちらつかせる、悪ガキレベルの駄々っ子行為をするようになったのだ。

これこそ北朝鮮が、ひとりで戦い続けられる最後の切り札
『北朝鮮のひとりで(戦争)できるもん』なのだ。

 

また、ロケット開発によって、『ロケット技術』というものも北朝鮮は手にいれたのだ。

ただ駄々っ子に使うだけではなく、イランやパキスタンの軍人を呼び、ロケット技術を売り込むことでお金を得ることにも成功。

 

このように、核とロケットは北朝鮮にとって最後の切り札であると同時に、収入源のひとつでもあるといえる。だから今後もやめることはないのだ。やめられないの。

そして逆にその理由から、ロケット依存症の北朝鮮のロケットがどこかに当たるようなこともないと言い切れる。

むしろ、ロケットを発射して日本などにあたった場合、完全にアメリカと戦争になってしまうので、当たると困るのは北朝鮮も同じなのだ。

だからロケット発射の際には、憶測だが

「絶対に日本には当てるなよ!! しかし威嚇射撃的な角度でいい感じに出せよ!いい感じ!だぞ!」

「ぜーったい飛ばし過ぎるなよ!!」

と慎重に慎重を重ねて発射しているのは間違いないだろう。

こうしてハッタリロケットを飛ばしながら、北朝鮮はこうアピールしています。

 

『ど、どうだ?わかったろ?おいらを怒らせると怖いいんだから!

ちょっと!ちゃんと見てた? あのロケット。さっき飛ばしたの。

そう、いい感じに飛んだね! 怖いね~あんなのが当たったら!

特にアメリカ!見た? 怖くない?ねぇビビった!?

こんなにすごい北朝鮮を雑に扱うわけにはいかないよね~?

うちと交渉せざるを得ないよね~。アメリカがそうしたいなら、そうしてやってもいいけど…高いよ?

いや~ほんと怖いよね~うちの軍隊は!何より自分の才能が怖い!』

 

こんな超絶ウザキャラに対して
アメリカは「別になんにも怖くないってwつーかウチとやるの? やらないの? はっきり決めたら?」
と好戦的な態度を崩す訳もなく、北朝鮮は思うようにならないので行き詰まっているわけだ。

生かされず殺されず気付かされず北朝鮮


昔は仲間だった中国やソ連(現ロシア)は、だんだんと北朝鮮が嫌になってきてしまい、チクチク経済制裁などを行ったりもしてみているのだ。

だがこの経済制裁、アメリカなどがやる、生きるか死ぬかレベルの経済制裁とは違う。
ほんのちょっとお財布にダメージを受ける程度のミニ規模の経済制裁。

なぜ、ここで嫌いなはずの北朝鮮に対し微妙な経済制裁しかやらないのか。

本当に北朝鮮が嫌なら、まずは隣の国である中国やロシアから、はっきりNOと言えばいいのに…

しかし中国もロシアも、もはや独裁国家となった北朝鮮とは距離を置きたいはずなのに、これまでずっと支援を続けてきたり、はっきりと敵対しない状況を維持し続けているのだ。

それは、『ギリ生きててもらわないと今後困る』から。

もしも北朝鮮が滅びたとして、朝鮮半島は韓国のものになり久しぶりに元通りだが、韓国のバックにはアメリカ軍が居るわけだ。
現在も韓国にはアメリカ軍が駐留している。

北朝鮮が滅びて韓国になってしまうと、中国やロシアにとっては、いきなり目の前にドドーン!とアメリカ軍が登場!という事態になり、これが何よりもおっかないのだ。

これまでは海をへだてた遠~くにアメリカがいて、あーだこーだ言っても正面切って向き合っていなかった状態だったが、国境を越えたらすぐアメリカという、駅まで徒歩5分!とは逆みたいな全然嬉しくない事態だけは絶対に避けたいのだ。絶対ニダ。

ポンコツ北朝鮮でも、最強のアメリカ軍よりはましだし、ぎり生かしとくか~くらいの状態にしておけば、特に怖くもなんともない。

というわけで、北朝鮮に対してフワッとした対応が目立つようになり、崩壊寸前の国家でありながら、崩壊だけはしないように周囲から保護されている。絶滅寸前のゴキブリのようなものだ。

このぎり生かす作戦によって最も被害にあっているのは、やはり北朝鮮にいる罪なき国民たちだ。

ゆがんだ戦争と政治のしわ寄せのすべてを、彼らが背負うことで収まっている、人道においては許されないのだ。

第二次世界大戦が残したゆがみは、まだこの世界にさまざまな形で残っているが、人間はいつしか、協力してそれを取り除かなければいけない。北朝鮮もアメリカも日本もロシアも中国も…国は違えど同じ人間なのだから。




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